2008年02月19日
アメリカでの驚き2
![キッチン](http://img01.sagafan.jp/usr/english/P0312353.jpg)
今日のお話は海外旅行や海外出張にはほとんど役に立たない(^_^;)と思いますが、もしかすると「アメリカでの海外駐在」には役に立つかもしれないというお話です。(^_^)
1986年の留学中にお世話になっていたホームステイ先には、よくホストファザーやホストマザーの友達が遊びに来ていたのですが、その中でもよく来ていたのがボブ(30代半ばの男性)でした。
そして、このボブの行動は前回の「マッシュルームやブロッコリー」と同じぐらいの「衝撃」を私に与えたのです。
その行動とは、遊びに来るなりいつも、
1.勝手にキッチンに入ってきて
2.キャビネットからグラスを取り出し
3.冷蔵庫からミルクを取り出してグラスに注ぎ
4.クッキー・ジャーから手作りクッキーを取り出し
(クッキー・ジャーはホストマザーが作ったクッキーを入れてある壺)
5.ミルクを飲みながら、美味しそうにクッキーを食べ、
6.時には「あれ、この間のクッキーもうないの?」と我が家のように振る舞う
というものでした。
アメリカの一般家庭にホームステイをし始めて数週間の私(当時21才)には、まさに未知の体験(^_^;)だったのは言うまでもなく、
「え~、アメリカ人て、人ん家の冷蔵庫を勝手に開けるの???」
「しまってあったクッキーも勝手に食べるわけ???」
「日本人はどんなに親しくなっても、人ん家の冷蔵庫は勝手に開けないよ!」
「親戚の家の冷蔵庫だって開けないのに、アメリカ人て何考えてんの?!」
などと、例によって、日本語で心の中で叫んだのは言うまでありません。(この当時の英語力は多少聞き取りができるぐらいで、ほとんどしゃべれませんでした)
後々、英語には「Make yourself at home.」(あなた自身をあなたの家にいるようにしてください→気楽にしてください/くつろいでください)というお客様を迎える言葉があることも知りましたが、でも、「ちょっと違うんじゃない?」と思っていたのでした。
そんな「衝撃」を何度となく経験するうちに、私も慣れて(^_^;)数ヶ月が過ぎていきました。
ある時、日本に留学していた友達のロバートから「帰国した」と電話がありました。早速、近所にあったロバートの家に行って、それぞれの留学経験についていろいろと話をしたのですが、そのとき、ふとこのことを思い出して、「アメリカ人て、人ん家の冷蔵庫を勝手に開けるの?」と訊いてみました。
すると、ロバート曰く、「あ~あ、とっても親しい友達であれば、それはあるよ。でも、かなり親しい場合ね。」とのことでした。
ロバート自身も私からの質問を聞いて初めて「言われてみれば・・・」と「違い」であることに気づいたようで、「違う文化について触れてみないと、分からないもんだね~」などと、また、話が盛り上がったのでした。
と言うことで、親しくなったアメリカ人の友人が冷蔵庫を勝手に開けても、驚かないように、これからアメリカに駐在予定の方は心の準備(?)をして置いてください。(^_^)v
ちなみに、下の写真は「アメリカでの驚き1」の証拠写真(?)です。
![サラダ](http://img01.sagafan.jp/usr/english/mushroom2.jpg)
こちらはマッシュルームが「丸ごと」(^_^;)入っています・・・。
![マッシュルームとサラダ](http://img01.sagafan.jp/usr/english/mushroom1.jpg)
Posted by 百武塾 at 11:42│Comments(0)
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