2013年02月19日
数学で得点アップ

「数学のテストで証明問題が解けました~!」
と言いながら青陵中2年生のAさんが見せてくれた答案です。
思わず、
「8点と7点じゃん・・・」
とツッコミを入れてしまったのですが、Aさん曰く
「いままでは、問題を読んだ時点であきらめていたので・・・」
とのこと。
たしかに、Aさんは今まで数学で、証明以外の問題でも問題を読み終わった瞬間に「わからん!」「解けない!」と言うことが多かったのです。
そして、計算ミスがとても多い。
そこで、レッスンでは私が問題を見極めて、以下のように言いました。
「これは解ける問題。 Aさんの実力だったら解けない方がおかしい!」
「無理~」「不可能~」などと言いながら抵抗するAさんを励ましながら忍耐強く問題を解かせると、徐々に問題が解けるようになってきたのです。
そして、昨日は他の塾生に
「答えを見ながら解いたらダメだよ。自分で考えて解かないと!」
と力説していました。 自信もついて来たようです。
さて、Aさんがこのように変わることができたのは、Aさん自身が
問題のどの部分で、なぜ、どのようにして間違えたのか?
を把握して、問題をとけるようになったからなのです。
1.まず、根本的に問題の意味を理解できていない。
2.問題を読み間違えている。
3.面倒くさがって、問題を最後まで正確に読まない。
4.問題の解き方は正しいが、途中の計算においてミスをしている。
ア)字が汚いので、自分で書いたにもかかわらず、0 と 6 を見間違う。
イ)かけ算で 5 × 7 =36 と“無意識”に書いてしまう。
(もちろん、ゴシチサンジュウゴ というかけ算九九は知っている)
ウ)文字式などの計算で 3y+4y =7x と“無意識”に書いてしまう。
エ)プラスとマイナスなど計算において符号を間違う
問題を解く方法が正しいにもかかわらず、途中でこれらの“凡ミス・計算ミス”をしてしまうため、“失点”してしまっている中学生がとても多いです。
ひどい場合には20点~30点も“失点”している場合があります。
そして、このような“失点”がテストで続いたため、いつのまにか
「僕は数学が出来ない」 「私は数学が苦手」
「私には数学の才能がない」 「数学が嫌い」
と自分自身で、いつの間にか数学嫌いの“呪い”(^_^;)をかけてしまっている中学生が残念なことにとーっても多いです。
保護者の方は「うちの子どもは算数・数学がダメで・・・」と言う前に、ぜひ一度、お子さんの答案用紙を細かくチェックしてあげてみてください。 もしかしたら、内容は理解できているのに、“凡ミス・計算ミス”で点が取れていないのかもしれません。
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Posted by 百武塾 at 21:30│Comments(0)
│算数・数学